山の楽しさと、責任を伝えていく。
高千穂山の会は、高千穂町を中心とした宮崎県内の山を愛する人々で立ち上がった会。それぞれが登山の際に行なっていたゴミ拾いから広がり、今では登山道整備や清掃活動、ガイドや親子登山イベントなど、年間を通して活動している。
佐藤利治会長は、若い頃登山の楽しさに目覚め、働きながら北アルプスなど県外の山にも登った。その中で多くの美しい景色や山のために活動する人たちに出会い、自分の地元である祖母山も、安全に気持ちよく登山してもらえる山にしたいと活動を始めた。
幼い自分の子どもたちと山に登った時の写真は今でも宝物のように大切にしている。多くの人達に登山の素晴らしさを知ってもらうという活動の原点でもあるようだ。
高千穂山の会のメンバーは２０代から８０代と幅広いが、みんな山を愛している仲間。会長の誕生日には毎年みんなでバースデー登山をするという。
とは言え、危険と隣り合わせの山登り。山の厳しさや、山に入らせてもらうことに対する責任、自然への畏敬の念も、祖母山系を訪れる多くの登山者や、未来を担う子どもたちに伝えていく責任もあると思っている。
高千穂山の会（会員24名）
会長：佐藤 利治（写真前列中央） 〒882-1414宮崎県西臼杵郡高千穂町大字河内56-1 携帯：090-4348-2136