party11祖母山麓自然・人共生空間整備プロジェクト実行委員会

若い力を集結して、嫗岳の自然を守る。

祖母山の北側に位置する竹田市嫗岳地区。『嫗岳』とは祖母山の別名、神武天皇の祖母、豊玉姫に由来すると言われていて、古くから祖母山は信仰の対象となってきた。

ユネスコエコパーク登録の機運が高まり、この地区でも祖母山や清流神原川の自然を見直し、保全していく必要があると組織されたのが祖母山麓自然・人共生空間整備プロジェクト実行委員会だ。  祖母山の自然を体感できるトレッキングコースや滝めぐりコースを整備し、ガイドも養成した。コース整備やガイドなど、体力を要する活動の主な担い手は、地元の若者たち。20名以上のメンバーでMMS21というグループを組織し、積極的に活動や発信を行なっている。

 

祖母山麓の希少植物、ヤマシャクヤクの群生や、この地域の固有種、ウバタケニンジンやウバタケギボウシなどの保全の為にも、登山で祖母山を訪れる人や、将来この地域を担っていくことになる子どもたちに正しい知識やマナーを伝えていく為に、トレッキングや専門家を招いて親子自然観察会も開催している。

 

ニホンカモシカや国天然記念物に指定された『神原川の大野川水系イワメ生息地』など未来に残すべき宝は活動を進めるほど現れてくる。若いメンバー達はこれからも更に活躍が期待されている。

 

祖母山麓自然・人共生空間整備プロジェクト実行委員会(会員約30名)
会長:工藤 桂太  問合せ:神の里交流センター緒環(おだまき)
〒878-0574 大分県竹田市大字神原1931番地 電話:0974-67-2288